「尿試験紙検査法」の国内標準化について

 

尿定性・半定量試験紙法は、日常の臨床検査や健診などで汎用されているが、メーカーによって検出感度、濃度表示が

異なる為、標準化が求められていました。

日本臨床検査標準協議会(JCCLS)では、下記の指針をまとめ、2005年度までに達成する事なりました。

 

表示値の統一化提案指針

 

1.尿蛋白、尿ブドウ糖試験部分は半定量値により表示をする。半定量値の単位はmg/dLとする。

    定性値(−、+/−、1+、・・・)を付記するか否かは各メーカーの判断に委ねる。

ただし、付記する場合、蛋白は30mg/dL、ブドウ糖は100mg/dLを(1+)とする。

 

2.試験部分は原則として比色法に定性値(−、+/−、1+、・・・)のみを表示し、添付文書には(1+)に相当する

ヘモグロビン濃度を(mg/dL)または赤血球数(個/μL)を記載する。

    (1+)に相当するヘモグロビン濃度は0.06mg/dLとし、赤血球数に換算すると約20個/μLとなる。

 

※特に今まで、尿糖試験紙の陽性の1+は、メーカーによって50〜250mg/dLと大きな格差があった。

 

       * 〜ちょっと一服(海外感染症通信サマリー)〜

    

              北米

   

           西ナイル熱の流行

   米国では、2003年11月末までに8,567名の西ナイル患者が発生し、194名が死亡した。

  患者は本土全域から発生しており、とくにコロラド、ネブラスカ、サウスダコタなどの中部諸州からの発生が多かった。

  カナダでは11月中旬までにSaskatchewan州を中心に1,306名、メキシコでも12月中旬までに6名の患者が発生した。

 

米国でのA型肝炎の集団発生

   米国・ペンシルバニア州のMonacaで2003年10月中旬よりA型肝炎の患者が550名発生した。

  市内のメキシコ料理屋で調理されたネギが、感染源と推測されている。

  なおジョージア州やテネシー州でも、9月以降にネギが感染源と推測される流行が発生している。

 

海外センターでは、他にもアジア・アフリカなどの感染状況を報告しておりますので、興味のある方は

http://www.johac.rofuku.go.jp にアクセスしてみて下さい。