検査title

 [施設名]
 岩見沢労災病院 検査科
 
 [臨床検査科のスタッフ]
 検査科部長:1名、病理科部長:1名
 技師長:1名、主任:5名、技師:10名の計18名で構成
 
  当院は、塵肺専門病院として設立されて以来、職業性肺疾患や振動障害の診断・治療・リハビリ・臨床研究
 を中心に発展してきた。その間の地道な活動を踏まえ、昨今は勤労者医療と地域医療の基幹病院に変貌を遂げ
 ようとしている。今後は職業性呼吸器疾患の中核機関、アスベスト疾患ブロックセンターの機能を更に充実さ
 せるとともに、今後の高齢化社会や生活習慣の変化を見越して、質の高い医療をめざし、以下の2つのスロー
 ガンを掲げ邁進している。
   A)患者様中心のぬくもりのある医療・看護の提供
   B)働く人たちや地域の皆様への最善の医療を目指す
 そのような病院の方針に基づき、当院検査科では
  1)迅速で精度の高い結果をいち早く患者様の手元に
  2)患者様のもとに看護師さんを
  3)検査のプロとして輸血管理や感染症対策、糖尿病教室等への積極的な参加を
  4)職業性疾患診断への積極的な参加を
 以上の4項目を主に、
技師長を中心にスタッフ一同日々努力している。

 [医師・看護支援、生活習慣病診断・治療への積極的な支援の取り組み]
 a)早出出勤と早朝病棟検体回収で回診時にすべての患者様のデーターを医師の元に
 b)間違いのない検体提出のため、各病棟患者様ごとの採血管作製
 c)自己血糖測定値のグラフ化 と自動血糖測定機器のメンテナンスや使用方法及びデーターの見方を個々の患者様ごとに指導対応

 [積極的な診断・治療支援のための検査部門]

 細菌検査部門  生化学・血清検査部門

 細菌検査は、VITEKIIを導入し、いち早く同定・感受性検査結果を臨床に届けている。当院は呼吸器疾患センターであり、空知地区唯一の結核病棟を有するので、年間6000件以上の抗酸菌検査の依頼があるため、液状培地を使用して検査結果が出る迄の時間を短縮している。また迅速にPCR検査を実施して、結核感染症の診断・治療に貢献する一方、感染症対策委員会に積極的に関与している。

 生化学部門は、外来待ち時間の短縮や回診前に生化学・血清学的検査のデーターを医師の手元に提出するため、現在4台の機器を駆使し、迅速に効率的な精度の良い検査を行っている。
また薬物血中濃度測定を取り入れたり、糖尿病などの生活習慣病の予防や管理の啓蒙活動支援と臨床支援を行っている。また経済効果から外注項目を厳選する一方、データーの信頼性にも管理の目を光らせている。

生理検査部門

 生理検査部門は、呼吸器疾患・振動障害・血管ラボ等の高度医療及び職業性疾患や、高齢化と生活習慣の欧米化で今後増えると予想される循環器疾患の診断・治療を支えており、心電図や呼吸器検査等に加え、ABI検査、トレッドミル検査、神経伝導速度検査、24時間ホルター解析等と多岐にわたる。また恒温検査室を有し精度の高い振動病検査の実施や積極的に心臓カテーテル検査に加わって臨床支援を行っている。

一般・血液・輸血検査部門 病理検査部門

 血液・輸血・一般検査部門は、ルーチンの外来や入院検査のみならず、化学療法、空知屈指の循環器疾患診断・治療を支えるため、血液像標本まで作製可能な自動血球装置の導入や正確で迅速な凝固検査のための自動機器を供えており、血沈検査も取り込んで外来支援を行っている。輸血検査は、適切な管理運営のため在庫から出庫までの一元管理を行い、患者さんに安心・安全な輸血の提供や迅速な副作用情報の把握、適切な在庫管理を行って廃棄量削減に取り組んでいる。

 病理部門は、年間1500件の病理検査(60%が手術材)、5000〜6000件の細胞診検査(90%が呼吸器)と2006年度からアスベスト小体検査を行っている。内視鏡検査時には外来・手術室へ赴き、適切な検体標本作製・生検材料採取の介助や臨床医との情報交換を行い、精度の高い迅速な結果報告を提供して、積極的に臨床支援や看護支援を行っている。また病院経営や病院間診断支援のため、外部からの要望に応えて病理検査を数多く受託している。